刺繍の街・桐生市と太鼓の達人のどんちゃんがコラボ!「桐生市オリジナル どんちゃんきせかえコンテスト」で日本を楽しく!

バンダイナムコエンターテインメントは、「日本をモットアソぼう。」というスローガンのもと、日本全国で新たなアソビを創出しています。今回は、「桐生市オリジナル どんちゃんきせかえコンテスト」を開催し、「地域愛&どんちゃん愛」をみんなでカタチにしました!

名物や名産、技術などなど。BNJ PROJECTが地域の魅力を広めるお手伝い

「桐生市オリジナル どんちゃんきせかえコンテスト」とは?

「太鼓の達人・どんちゃんきせかえコンテスト」は、「太鼓の達人」のキャラクター「どんちゃん」の、地域の名産や名所にちなんだ「きせかえ」(衣装)を公募するコンテスト。今回(2018年10月25日募集開始)は、刺繍の技術で有名な群馬県桐生市で開催しました。

太鼓の達人は、2001年の発売から20年近く続くシリーズとして、幅広い世代の方に遊んでもらえているゲームです。そのキャラクター・どんちゃんに、どんなきせかえをしたらかわいいかな? カッコいいかな? と想像してもらうと同時に、桐生の魅力を反映できるアイデアを出してワクワクしてほしい! という想いが込められたイベントです。

2018年10月25日~2019年1月10日に渡って、「郵送・持ち込み(主に地元の小学校・児童施設が対象)」と、「Web(バンダイの『ワンダースクール』というWeb投稿サイト)」という複数の申し込み方法で応募を受け付けました。
これは、地元密着の告知をしつつ、「地元以外の方からも応募してもらいたい」「桐生をもっと知ってもらいたい」という想いによるもの。
応募期間は約2ヵ月半。申し込み方法の幅広さが多くの人の関心を集め、地元の群馬県内にとどまらず、広く全国各地から207件もの応募が寄せられました。

きらりと光る力作ぞろい! コンテスト受賞作品と表彰式の模様をレポート

207件の応募作品の中から、栄えあるグランプリに輝いたのは……藤本和美さんの「桐生八木節まつりで踊るどんちゃん」です!

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藤本和美さんの応募作品。この完成度の高さ……!

藤本さんが大好きな「桐生八木節まつり」のキャンペーンスタッフの姿からイメージしたというこの作品。

・選出理由(桐生刺繍商工業協同組合コメント)
「全国各地から62万人が訪れる桐生八木節まつりの楽しさや熱気がうまく表現されているのと同時に、法被や帯といった細部で、織物の産地である桐生の特徴を描いていただきました。これから先、多くの方に桐生を知っていただくのにふさわしい作品ということでグランプリに選出しました」

正直なところ 、藤本さんの応募作品の完成度が高すぎて、まさにデザイナー泣かせといったところ。そこで、BNJ PROJECT担当者のエンタメ人としてのプロ根性にも火がつき、藤本さんの作品をひと目見た瞬間にひらめきが!

「どんちゃんに加えて、ぜひとも色違いの法被を着た『かっちゃん』も並べたい!」

そこで、急遽かっちゃんのイラストも制作しました。応募者とプロのよい相乗効果が生まれたんです。

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グランプリの特典は、太鼓の達人のデザイナーによる、スペシャルなイラストの描き下ろし!

楽しそうなどんちゃんとかっちゃんを見ていると、八木節音頭に合わせて一緒に踊りたくなりますね!

佳作に選ばれたのは、こちらの3点です。

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桐生市の天満宮の象徴であり、桐生の地名の由来と考えられている説のひとつ、「貴龍」をモチーフにした、澁谷侑子さんの「桐生の貴龍だドンっ!」
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桐生の名物「ひもかわうどん」を体に、桐生の工場によく見られる、歴史ある「のこぎり屋根」を眉毛に親しみやすくデザインした、桐生亘さんの「ひもかわどんちゃん」
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桐生のシンボルマークや焼きまんじゅう、桐生を走る電車のカラーリングなど、名物をたくさん取り入れた、市川陽大さんの「ぐんまっこどんちゃん」

桐生刺繍商工業協同組合の方によると、「桐生の魅力がいっぱい詰まった素晴らしい作品ばかりで、審査はとても難しかったです」とのこと。その中で、桐生のいいところを的確に表現しつつも、いろいろな方に愛されるデザインが入賞作品として選ばれました。

そして、グランプリの特典がもうひとつ。グランプリ作品のデザインを、スカジャン刺繍発祥の地・桐生の伝統工芸である「横振り刺繍」でスカジャンに刺繍し、プレゼント!
桐生では、桐生刺繍商工業協同組合が主催する「刺繍展」が毎年11月に開かれており、入賞作品をスカジャンに刺繍しています。そのアイデアを活かし、今回のコンテストでも、どんちゃん&かっちゃんのスカジャン刺繍を施すことになりました。

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刺繍は、黄綬褒章を受章されている刺繍界の巨匠・大澤紀代美先生が制作
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スカジャンは、完全オーダーメイドでリバーシブル仕様。なんとそれだけでものすごい価値があるものなんです!
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みなさんの想いが込められた、貴重なスカジャン刺繍

地域のみなさんの手で誕生した、どんちゃんのかわいいスカジャン。今後、桐生八木節まつりの場をはじめ、あらゆるところでたくさん活躍してほしいですね!

表彰式は2019年3月24日に、東京・銀座にある群馬のアンテナショップ「ぐんまちゃん家」にて、受賞者のみなさんを招待して開催されました。
今回の刺繍を担ってくださった大澤先生をはじめとした、桐生刺繍商工業協同組合の方々に加え、群馬県庁や桐生市役所の方も来場。組合の方の挨拶では、「一年越しでコンテストを実現できた喜びと、作品応募数の多さへの感動があります。今回だけでなく、ぜひ次につなげていきたいです」という想いをお話しいただきました。

さらに、大澤先生からは、「刺繍部分だけでなく、スカジャン本体の製作も含めて、桐生の技術を集めて今回のスカジャンが作られました。関わった人たちを、背面に風船のかたちで表現しています」と、刺繍製作に込めた気持ちを伺うこともでき、思わず胸が熱くなる一幕も。

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受賞者のみなさんに贈られたのは、桐生の和紙に刺繍で文字が書かれ、どんちゃん・かっちゃんの顔が付いた、特製の賞状
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受賞者の方々の記念撮影

その地域ならではの魅力をもとにデザインを考えるということで、みなさんによりいっそう地域への愛着を持っていただけたようです。

大きな盛り上がりを見せた、きせかえコンテスト。振り返りと今後の展望

表彰式を終えて、今回の「桐生市オリジナル どんちゃんきせかえコンテスト」を振り返ってみます。

BNJのプロジェクト担当として、今回のきせかえコンテストでやりがいや面白さを感じたのは、応募してくださったみなさんのアイデアがリアルタイムで続々と届いたところです。真剣に考えて投稿していただいているのが伝わる作品ばかりでしたし、群馬県外の方が、桐生市のことを調べて応募いただいたケースも多くあり、本当に楽しく、嬉しい気持ちでいっぱいです。
たくさんの方のクリエイティブな作品を拝見しながら、桐生という場所を知ってもらう機会を作れたことは幸せでした。

また、コンテスト施策は、『募集→発表→表彰式』といった具合に一連の流れを作れるので、継続的に発信ができるよさがあると実感しました。
今後の展望としては、地域イベントと募集タイミングを合わせて現地応募を受け付けてもいいですし、地域イベント内で表彰式を実施するなど、うまく他の施策と絡められれば、より相乗効果が出るのではないかと考えています。

今回の資産を活かして、BNJ PROJECTは、日本全国にさらに「アソビ」を仕掛けていきたいと考えています。
今後、みなさんの地元でも、どんちゃんきせかえコンテストが行われるかもしれません。そのときはぜひ、あなただけのきせかえを楽しく「アソビ」ながら考えてみてください!

★おまけ★ 
今回の施策のPVを公開中です。こちらもぜひご覧ください!
BNJ PROJECT「桐生市オリジナル どんちゃんきせかえコンテスト」PV≫≫≫

【ファンファーレ編集部より】
コンテスト参加者、審査員の方々から、「太鼓の達人が好き!」「ゲームをプレイしています」とお声がけいただけたとのこと。今回のBNJの取り組みでどんちゃん、かっちゃんもいろんな服を着せてもらって楽しかったと思います。「アソビ」を通じて地域活性化のお手伝いができましたね!