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バンダイナムコがアナログゲーム!?ワイワイみんなで遊べるアナログゲーム「イロトカタチ」

11月23日・24日に行われた国内最大規模のアナログゲームイベント『ゲームマーケット』にバンダイナムコ研究所が出展しました。
バンダイナムコグループが仕掛けるアナログゲームとは? 田町の情報発信メディア「田町新聞」に取材をいただきました。

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田町新聞

東京田町の粋な情報を発信するWEBマガジンです。“田町愛”を大切に、「田町っていいなぁ」「田町ってなんか好きだなぁ」と思ってもらえるように、記事を執筆。

⽥町が世界にほこるエンタメ企業、 バンダイナムコエンターテインメントさんから「グループ会社が面白いアナログゲームを開発したのだけど⾒にくる?」とお声がけいただきました。

え、アナログゲーム?
イェイイェイ~
最近デジタルの波に飲まれすぎちゃって~、アナログに触れたいと思っていた今日この頃の俺だ〜。

ところでバンダイナムコエンターテインメントさんというと、デジタルのゲームやアプリのイメージが強いと思うのですが、⼀体どんなアナログゲームなんですかね。やっぱりパックマンとかキャラクターものかしら。

しかも今回、⽥町新聞のために開発チームのみなさんが集まってくださるとのこと。そんなこと言われると小心者の田町新聞はビビって・・・いや、ヒアウィーゴー!するしかありません。

せっかくカードゲームを紹介していただくのだから、
「プレイをしながらがいいよね!」
「⽥町でカードゲームをプレイするならここだよね!」
ということで、こちらも以前記事でご紹介した⽥町のボードゲームスペース「パイナップルゲームズ」さんに集まることに。店⻑、またお世話になります!

こちらが新たに開発したアナログゲーム「イロトカタチ」。
で、こちらが開発の中⼼メンバーである澁⾕さん。

実はイロトカタチ開発チームの皆さんはバンダイナムコスタジオの⽅々でこちらは⽥町ではない(江東区永代)のですが、まぁ同じバンダイナムコグループということで・・・

⽥町新聞
「早速ですがどんなゲームか教えていただけますか」

澁⾕さん
「はい、イロトカタチはその名の通り、“⾊”と“形”でイメージを伝えるゲームです」

お、既存のキャラクターものではないんですね。

こちらが基本のルール。プレイ⼈数は 3〜8 ⼈。プレイ時間は 15 分程度と⼿軽に遊べるのも魅⼒です。
まず、「⾊カード」と「お題カード」をよく切り、ふせておきます。裏がカラフルなのが、⾊カード。
最初に「つくる⼈」(1 ⼈)を決めたら、その⼈は他の⼈に⾒えないようにこっそりお題カードを引きます。ここでは「ちょうちょ」がでましたね。
続いて「つくる⼈」は⾊カードを 10 枚引き、プレイシートの近くに並べます。そして、ここからがこのゲームの⼭場! ⾊カードをプレイシートに並べてお題を絵で表現、他の人に当ててもらいます。
例えば、「ちょうちょ」だったらこんな感じ?このように、⾊カードは 10 枚全部使わなくても OK。

ちなみに上のは編集⻑がつくったもの。同じお題で編集部のノグゾーンにやらせてみたところ・・・

こうなりました。同じお題でも、挑戦する⼈や配られる⾊カードの違いで表現が変わるのもこのゲームの⾯⽩いところ。
また、⾊や形だけでなく、カードを動かして伝えてもOK。ひらひら動かせば、「ちょうちょ」だとだいぶ伝わりやすくなるかな?
お題と配られる色カードによってはこんな風にわかりやすくつくることも。え、わかりますよね?・・・そう、パイナップル!

当てる人達は、早いもの勝ちで何回でも答えてOK。正解したら、「つくった⼈」と当てた人に得点チップが 1 枚ずつ配られます。時計回りに「つくる⼈」を交代していき、2 周したら1 ゲーム終了。チップを⼀番多く持っていた⼈の勝ちというわけです。

熟考して慎重に答えるよりも、思いついたものをみんながポンポンポーン!って答えちゃうのが、このゲームのバイブスいとあがりけりぃなポイントでぇ〜

とそろそろキャラ設定に無理が⽣じたところで、インタビューに参りましょう・・・

⽥町新聞
「どういう経緯でこのカードゲームを作ることになったんですか」

澁⾕さん
「弊社のプロデューサーである大舘が「グループ横断で、アナログゲームを考えてみよう!」と発案したところからスタートしました」

⽥町新聞
「ということは、最初は業務というわけではなく?」

澁⾕さん
「はい、業務扱いではなく、有志がアイデアを考えるところからスタートしました。グループ会社全体で、総勢 40 名くらいですね。ボードゲームに詳しい人もいれば、私のようにボードゲーム経験はあまりない⼈もいます」

⽥町新聞
「そうだったんですね。ちなみに澁⾕さんは普段どんなお仕事を?」

澁⾕さん
「私はゲームプランナーとして、『もじぴったん』などを担当してきました」

ゲームに疎い編集⻑でも聞いたことあるタイトル!やっぱりすごい⼈だったんですね・・・

⽥町新聞
「立案はどのように進んでいったんですか?」

澁⾕さん
「まず企画を持ち寄り、数人の班に分かれて企画を練り上げ、30案くらいの中から最終的に9案を選んでプレゼン大会を行いました。」

といって⾒せてくれた澁⾕さんが作った企画書の⼀部。 ゲームづくりのプロたちの貴重なアイデア!見せちゃっていいの?いいんです!

⽥町新聞
「最初はカラーズという名前だったんですね。というかさっき業務外で、っておっしゃっていましたけど。これもう完全に仕事レベル・・・」

澁⾕さん
「私はちょうどプロジェクトとプロジェクトの端境期(はざかいき)だったこともあって 笑」

しかも、アナログゲームを本格的に企画したのはこれが初めてですって。予想をはるかにヒアウィーゴーしてきたわ。

澁⾕さん
「⼈が幸せになるゲームを作りたい、みたいなのが根幹にあって。いくつか案を出しました」

ゲームの話をしている澁⾕さんのキラキラっぷりといったら・・・

澁⾕さん
「そのなかでイロトカタチは、⼤⼈が遊んでもすごく楽しいけど、⼦どもが遊ぶと知育に良さそう、という点が良かったです。お⺟さんお⽗さんが「⼦どもに買ってあげたい」と思えるところが『もじぴったん』にも通じるものがあります」

ほかにも、言葉の壁なく世界中で遊べる、卓を囲んで顔を⾒合わせながら遊べる、電源が要らない、といったテーマがあったそう。確かに、アナログゲームの良さってそういうところにあるよなぁ。

⽥町新聞
「プレゼンで最終的に澁⾕さんチームのイロトカタチが選ばれて製品化に向けて進んでいるわけですね」

澁⾕さん
「はい、これまで⾊んな所でテストプレイをしてきたのですが、11 ⽉ 23 ⽇(土)、24⽇(日)に⾏われるゲームマーケット 2019 秋で初めてテスト販売を⾏いました。」

⽥町新聞
「テストとはいえ、ついに販売までたどり着いたわけですね。おめでとうございます!ちなみに先ほどの企画書を拝⾒すると、ゲームのコンセプト的なものは割と初期の段階で固まっていたんですかね」

澁⾕さん
「そうですね。私、今はパックマンのチームにいるのですが、あんなふうにドット絵のようなゲームを作れないかと思っていて。そういう意味で「⾊のカードを並べてなにか形を表現する」という、イロトカタチの根幹となるアイデアみたいなものは当初からありましたね」

カード1枚が大きなドットってことですね。でもイロトカタチは長方形のカード・・・?

おなじみパックマン。ドット絵のキャラクターは⻑年愛されていますよね〜

⽥町新聞
「ルールも割とすんなりと?」

澁⾕さん
「いえ、ルールはかなり試⾏錯誤しました 笑。
例えば、最初はお題カードがなくて、自分でお題を考えて絵を作り、お題のモノに見えるかどうかをみんなが判定するという内容だったのですが、「見えない!」という意見ばかりが目立って」

⽥町新聞
「それは盛り上がりに⽋けそうですね・・・」

澁⾕さん
「そうなんです。遊びながら否定されるのは嫌だなと思い、それからは「みんなが気軽に笑いあえる、盛り上げられる」というのを軸にしてルールを決めました。お題も⾃分で考えるのは親切じゃないので、こちらでお題を提供するようにしました。あと、誰にも当ててもらえないときに、みんなすごく悲しそうなんです 笑」

⽥町新聞
「確かに当たらないと悲しいですね。気まずそう・・・」

澁⾕さん
「ですよね。なので、当たらなかったときもいい感じというか、悲しく終わらないように、同じお題を隣の⼈がリベンジすることにしました」

⽥町新聞
「伝わらない場合は次の⼈が同じお題を引き継ぐというルールですね」

澁⾕さん
「そうすると、次の⼈がお題を⾒た瞬間に「あ〜これを作ろうとしていたのね!」と理解してくれて連帯感が⽣まれて、場もすごく盛り上がるんですね」

⽥町新聞
「ちょっとした違いでだいぶ変わるんですね〜」

ちなみに、簡単なお題のみを選んで遊ぶ、カードの数や⾊を無制限にするなど、⼩さなお⼦さんと遊ぶためのより簡単なルールも当初から設定しているそう。

澁⾕さんが⼿作りされたアイテムの数々。試⾏錯誤を重ねてきた開発のご苦労が忍ばれます・・・

澁⾕さん
「⾊カードも実は、正方形を試したこともありました。まさにドット絵のように。でも、正⽅形だと枚数がすごく必要になってくる。丸形でも試したんですが今度は⾓が作れない。いろんな形を作りやすいのが⻑⽅形でした」

⽥町新聞
「それで長方形だったんですね!確かにいろんな形を作れる。⾯⽩いなぁ。⾊はどうやって決めたんですか」

澁⾕さん
「お⼦さんたちがいつも触れているような⾊にしようと思って。⾊鉛筆やクレヨンで⼀般的な 10 ⾊を選びました。当初は灰⾊と紫⾊もあったのですが、多いと欲しい⾊がこない、⾊数のバリエーションと遊びやすさを調整したところ今の 10 ⾊に落ち着きました」

細かいところをいろいろと調整して今の形になっているんですね〜。カードゲームを開発するって⼤変なんだなぁ。

「⼀時期⼯作ばかりしていて、私たちのせいで会社の裁断機が切れ味悪くなっちゃたのではと⼼配しています。まぁそんなことはないんですけど」とお茶⽬な一面を見せる澁⾕さん。

澁⾕さん
「お題も⾊々と試しました。今回のゲームマーケット版では、145個のお題が入っています。」

⽥町新聞
「お題を決めるのも難しそうだな〜」

お題カードには難易度が 3 つ設定されており、アリのマークが増えるほど難易度が上がります。

澁⾕さん
「そうですね。開発チームで考えたときはいけそうなお題も、実際にテストプレイしてもらうと激むずだったり、世代によっては知らなかったり」

⽥町新聞
「なるほど。世代による違いもあるのかぁ〜」

澁⾕さん
「例えば「オズの魔法使い」というお題があったのですが、最近のお⼦さんはオズの魔法使いを知らなかったり、⾚ずきんやピーターパンも話の内容は知らなかったり。いっぽうで意外に、みのむしや電話などは絵本で⾒て知っていたり、パプリカはお子さん全員が知っていたりするんですよね。こういう共通認識を合わせる作業は割と丁寧にやりました」

そのおかげか、これまで⾏ってきたテストプレイでは、どこも反応がとても良かったとのこと。

⾃社のファミリーイベントや、幼稚園や大学にご協力いただいたりして、テストプレイを繰り返してきました

澁⾕さん
「とくに幼稚園でテストプレイした際に保育⼠さんから“普段あまり前に出ないタイプの⼦たちも積極的にコミュニケーションする姿を⾒られたことに、すごく感動した”と⾔われたときは嬉しかったですね」

なんかすごい可能性を感じるなぁ〜。自分も子どものときにプレイしていたら、もっと自信を持った大人になれたかも・・・

⽥町新聞
「ちょっと意地悪な質問ですが。何度かプレイするとお題がわかって⾯⽩さが半減するのでは?」

澁⾕さん
「⾊カードは毎回ランダムで 10 枚引くというルールがあるのと、同じお題でも⼈によって全然作り⽅が違うので、回数を重ねても楽しめると思います。開発した私達がプレイするメンバーに⼊っても先に当てられないことが結構あるくらいなので」

⽥町新聞
「熟知しているはずの開発者が当てられないのだから説得⼒ありますね 笑」

澁⾕さん
「あと、ブランクカードも⼊れていて、好きなお題を書いて遊べます。例えば、同じアニメやゲームが好きなメンバーが集ったら、そのテーマでやるとか」

⽥町新聞
「うわぁ〜それはめっちゃ盛り上がりそうですね」

こちらがブランクカード。市販のホワイトボードマーカーを使えば何度でも書いたり消したりできます。今回販売されるテスト版には 10 枚⼊っていました。

⽥町新聞
「最近のカードゲームはデザインもポイントかなと思うのですがそのあたりはいかがですか。イロトカタチはシンプルかつお洒落、そのうえ温かみを感じるというか・・・」

澁⾕さん
「『もじぴったん』時代の経験から、「子どもが楽しそうと思ってくれる」と「あまり⼦どもっぽくなりすぎない」を両立をしたいと思っていました。また、⼥性が「欲しい!」と思ってくれそうなデザインにしたかった。それを社内のデザイナーさんたちが、素敵な形に仕上げてくれました」

⽥町新聞
「ステキですね〜このプレイシートもかわいいです」

約 34cm 四⽅の布製プレイシート。アリさんが隠れていますね。

澁⾕さん
「実はプレイシートも最初はなかったんですが、シートがないと、どっちが上か⽅向がわかりにくかったり、次の⼈に渡す際に崩れちゃったりして」

⽥町新聞
「プレイシートにいるアリさんは?」

澁⾕さん
「葉っぱを切って持ち運んで巣を作る、ハキリアリがモチーフです。デザイナーの東さんのアイデアなんですが、葉っぱをカードに置き換えて、それを持っている様⼦がしっくりくるねって」

得点チップも⼦どもたちが欲しがるようなものに、とカラフルなものに。

と⾊々とお話を伺いましたが、ゲームの⾯⽩さを知るには実際に遊ぶのが⼀番!ということで、開発メンバーやバンダイナムコの⽅々、パイナップルゲームズの店⻑、そして⽥町新聞でプレイした様⼦はこちら・・・

大人たちがめちゃくちゃ楽しんでるー!!

うん、⽥町新聞のつたない原稿より、この写真を⾒るだけでイロトカタチの楽しさは伝わりますね・・・

はじめましての⼈も多くいたのですが、もうみんな和気あいあい。

これまで数多くのカードゲームを体験してきたパイナップルゲームズの店⻑も「すごくいい」を連呼していました。

⼈⾒知りの編集⻑がフレームアウトして笑ってるし・・・汗

仲間や家族とプレイしたら盛り上がること間違いナイトプールなイロトカタチ。11 ⽉ 23 ⽇、24 ⽇に東京ビッグサイトで⾏われたゲームマーケット 2019 秋でテスト販売が開始されました。

さらに!パイナップルゲームズさんをはじめとした下記店舗に遊びにいけば、イロトカタチを実際にプレイできちゃいます※。こちらもぜひ〜

パイナップルゲームズ
〒105-0014 東京都港区芝5-29-2 三善ビル8F
03-6435-3927
Web: https://pineapple7games.com/

上野上さま
〒110-0005 東京都台東区上野1-2-5-205
03-3836-1869
Web: https://ueno.uesama.games/

ゲームプレイスペース・クルラコーン
〒5700074 大阪府守口市文園町3-7
06-7708-1255
Web: https://bodoge.hoobby.net/spaces/cluricaungame

※店舗では販売は⾏っていません。
※ゲームプレイするには通常のプレイ料⾦が必要です

最後に開発者とバンダイナムコの方々、パイナップルゲームズの店長さんと記念写真。イロトカタチをプレイしたら場が温まりすぎて、みんなとってもいい笑顔でした。

そして、実際11/23(土)、24(日)に行われたゲームマーケット2019秋にてテスト販売を行いました。
イベントの様子のレポートを開発メンバーより頂いておりますので、ご紹介いたします。

E16 バンダイナムコ研究所」にて販売したイロトカタチは、2日間でのべ200人以上の方に試遊していただくことができ、なんと完売いたしました!

ブースにお立ち寄りくださった皆様、遊んでいただいた皆様、そしてご購入くださった皆様、誠にありがとうございます。目標の倍以上の数の『イロトカタチ』を、買いたい!と思ってくださった皆さまにお届けすることができ、制作チーム一同、感動しています。

当日は、試遊テーブルにてイロトカタチを楽しそうにプレイしていただく姿、沢山の名作、怪作を見ることができました。
たとえば…

車のライトがピカッと点いたり!
焼肉がジュージュー焼かれたり!

ファミリーやお友達同士でワイワイ遊ばれる方、「遊んでみたい」とお1人で参加してくださる方まで、年齢性別ともに様々な方達にプレイしていただけました。知らない人同士で一緒に和気あいあいと遊んでいただいたのも、嬉しかったポイントです。
皆様にゲームをご説明しながら、一緒に笑ったり、驚いたり、スタッフにとっても楽しい一日となりました。

イロトカタチの製品化はまだ未定。
皆様のお手元にお届けできるよう、これからも頑張ります。
どうぞ応援よろしくお願い致します!