大野友里江さん・尾形里奈さん・吉村佳奈さん/バンダイナムコエンターテインメント アソビ×働く

【BNEナビ「ワーママの本音座談会」】ママもパパも会社も!協力体制でつくる子育て社員の働く環境

バンダイナムコエンターテインメントでは、子育てをしながら活躍するワーキングママが多数。限られた時間の中、どのような環境の中で、どのように働いているのでしょうか? 工夫の仕方や会社のサポート体制、そしてママとして働くことへの思いなど、ワーママの皆さんにお話をうかがいました!

産休明けの思いからこの先のキャリアプランまで。ワーママたちの本音とは?

多くの女性が働くうえで気になる、出産した後の働き方。子育てをしながらちゃんと働けるのか? 迷惑をかけるんじゃないか? キャリアアップは難しいの? そこで、バンダイナムコエンターテインメントで、実際に子育てをしながら働いている尾形里奈さん、大野友里江さん、吉村佳奈さんにその経験を語っていただきました。

時短勤務からファミリーイベントまで。社内制度を有効活用

――まずは簡単な自己紹介からお願いします。

尾形:NE事業部NEマーケティング部国内マーケティング1課という、アプリタイトルのマーケティング業務を担う部署で、マネージャーをしています。子どもは、小4男児と小1女児。この4月に娘が学童保育に入り、同時に息子が学童を卒業したので、放課後や長期休暇の過ごし方などで新たなステージに入ったのを感じています。

尾形里奈さん/バンダイナムコエンターテインメント
尾形里奈さん

大野:コーポ―レートブランディングを目的に、第3者のメディアを通じた企業広報活動や、「アソビきれない毎日を。」を体現する取り組みを企画・展開する経営推進室コーポレートコミュニケーション部広報課に所属しています。息子は2歳でこの4月に育休から復帰したのですが、両親が遠方に住んでいるので、夫に頼りっぱなしです。

大野友里江さん/バンダイナムコエンターテインメント
大野友里江さん

吉村:この4月に人事部からLE事業部ライツ部事業戦略課に異動して、今はまだ業務新人状態です。メインはLE事業部全体の計数の管理や戦略立案ですが、月に一度事業部内で行っている「新規事業アイデアプレゼン」の運営などもやっています。4歳と2歳の娘がいます。

吉村佳奈さん/バンダイナムコエンターテインメント
吉村佳奈さん

――入社以来、1年以上会社を休む機会は育休が初めてだったと思います。育休復帰時の感想からお話いただけますか?

尾形:1人目の育休明けは、会社が合併して今の会社の前身である「バンダイナムコゲームス」になったタイミング。出産前と同じ部署に戻りましたが、システムや部内のメンバーなど何から何まで変わっていて大変でした。

吉村:私も復帰したら会社が移転していたので戸惑いました。1人目の育休中に2人目を妊娠し、3年弱育休を取ったんです。

大野:私は育休明けでフルタイム勤務を選んだこともあってか、帰宅後から寝かしつけまでドタバタな中で、息子が夜更かしになりかけているのが悩みなのですが、2人は時短勤務なんですよね?

尾形:娘の学童保育からの帰宅時間に合わせて、16時半には退社しています。以前は小3までしか使えなかった時短が、一番下の子が小学校を卒業するまで使えるようになったんです。長男が放課後の過ごし方にまだ慣れていないので、助かっています。

尾形里奈さん/バンダイナムコエンターテインメント

吉村:私は時短と合わせて、コアタイムの移動も活用しています。コアタイムは事業部ごとに違うのですが、LE事業部の13~16時に合わせると退社時間が遅くなるので、10~14時に前倒しして。

――管理職でも時短で帰れるものですか?

尾形:「早目に帰りなさい」と指示する立場だから、私が率先して帰るのはチームにいい影響を与えているんじゃないかな? あとここ数年、在宅勤務をテスト的に運用しているので、それも活用しています。

大野:私も在宅勤務に助けられています。

尾形里奈さん・大野友里江さん/バンダイナムコエンターテインメント

尾形:トラブルを防ぐために親の不在時にはお友達を家に呼ばないという我が家のルールがあるので、息子はお友達の家に遊びに行かせてもらうばかりなんです。でも在宅勤務のお陰で、私が自宅で仕事をしている時には、お友達に遊びに来てもらえるようになりました。最近はベビーシッターの補助もあるそうだけど、活用していますか?

大野:同僚が使っています。シッターや家事の補助をお願いした時に、会社の福利厚生制度で、金額の一部をサポートいただけるんですよね

吉村:私は同じ制度の一環で選べる、映画の割引を利用しています。ほかに、会社で1年に1度開催しているファミリーイベントも娘たちに好評です。社員食堂でお子様ランチを食べたり、会議室で謎解きゲームに挑戦したり。この会社ならではの“家族サービス”だと思います。

限られた時間の中で最大限のパフォーマンスを

吉村佳奈さん・尾形里奈さん・大野友里江さん/バンダイナムコエンターテインメント

――子育てと仕事の両立で一番大変なのは、子どものお迎えや急な発熱などで、業務の時間が限られることだと思います。日々、心がけていることや、もっとこうしていきたいと思っていることはありますか?

吉村:正直、復帰後1年間は子どもの発熱で同僚に迷惑ばかりかけていたので、悩んだこともありました。でも、同僚はみんな「子どもは熱を出すものだ!」と理解してくれていますし、急に休んでも同僚に迷惑をかけないように、自分にしかわからない案件は絶対作らないようにしています。

尾形:引継ぎの簡単なメモを作っておいて“万が一”に備えたり、同僚と業務の進捗状況をしっかり共有したり。チーム全体としても、一人の力に頼るのではなく、全体の質を上げていこうと指導しています。

大野:私はあまり人に頼るのが得意な方ではないのですが、出産後、周りに迷惑をかけないのは無理だということを悟りまして。どうしても迷惑はかけてしまう一方で、自分が働けるときに最大限のパフォーマンスを発揮しようと気持ちを切り替えて、少しラクになりました。

吉村:「本当はもうちょっとできる!」と思っても、迷惑をかけるのが怖くて手を上げられず、歯がゆい思いをすることもありますが。まずは目の前の仕事に着実に取り組んで、スキルアップしていこうという気持ちで働いています。

吉村佳奈さん/バンダイナムコエンターテインメント

尾形:どうしても“自分がやりたいこと”より“今の自分にできること”が仕事の取捨選択の基準になってしまうんですよね。でも、子どもが手を離れたら、自分のキャリアだけを考える時期が必ず来るから。いつか来るその日のために、小さいことでも着実に続けていくのが大事なんだと思います。例えば、今は限られた時間で量より質を上げるスキルが上がっていると思うので、そこを磨く努力は惜しまない、とか。

大野:限られた業務時間内で成果を上げようと努力した積み重ねの先には、必ず大きな成長が待っていると思います。私は育休復帰後、経営のビジネススクールに通わせてもらったのですが、自身のスキルアップをしようと思ったらそれを実現できる環境が整っているのはすごいことだと思います。

吉村佳奈さん・尾形里奈さん/バンダイナムコエンターテインメント

尾形:出産に関わらず全員が同じ条件で評価されて、キャリアアップしていけるのはありがたいですよね。ただ、部下と育休について面談をする立場としては、上司に向かって「一時的に仕事を減らしてほしい」とは言いづらいだろうな、とも感じるのだけど、どうですか?

吉村:妊娠後も出産後も、困った時に相談できる体制を作ってもらえただけで、ありがたかったです。実際、妊娠がわかった時に担当していた仕事は、上長と相談しながら、妊娠中も続けさせてもらえました。

大野:「マミートラック」という言葉もありますけど、業務量や時間に配慮しての働き方も、周りの助けを借りながらあえて仕事をセーブしないという働き方も、状況にあわせて選択できると思いますし、その選択は最終的には本人にしかできないことだと思います。実際、バンダイナムコエンターテインメントにも色んな働き方をされている方がいらっしゃいます。

大野友里江さん/バンダイナムコエンターテインメント

吉村:「家族を優先するか、バリバリ仕事を続けるか」。どちらを選んでも、自分で選んだからこそ周りに迷惑をかけないために頑張らなきゃ、と思えるんじゃないですか?

尾形:会社としては、出産後に仕事をセーブしても、その後のキャリアプランを諦めることにはつながらないというスタンスなので、それを広く理解してもらえたらいいなと思います。子どもの風邪などで有給休暇を使い切ったとしても、無給だけど休暇は取得できるし、それが評価を左右することはないわけですから。

大野:総合エンターテインメント会社として、子どもたちは会社の未来にとって非常に重要な存在ですし、母になる、父になるという経験もビジネスに生かすことができる、ということを母になって改めて感じました。

吉村:出産がキャリアにとってマイナスではなく、プラスになる。今期は新人育成を任せてもらったりと新たな挑戦が続いているので、早く今の仕事に慣れて、2人のように次のステップに進んでいきたいです!

社内制度や働き方…ワーパパの本音とは?

経営推進室コーポレートコミュニケーション部広報課で、パブリックリレーション業務を担当している木村さん。育児休暇を取得中の奥様と協力しながら、3人の娘さんの子育てに奔走している木村さんに、働くパパの本音もうかがいました。

――会社の制度でうれしかったのはどんなポイントでしたか?

木村:3人目の娘が生まれた時に、支援金と7日間の育児休暇をいただいたこと。新生児と産後の妻のフォロー、上2人の子どもの保育園の送り迎えだけでもバタバタする時期に、このような制度があってありがたかったです。

――日常の職場環境については、どのようなことを感じていますか?

木村:子どもが風邪をひいて早退する時なども、社内メンバーが快く業務をサポートしてくれます。その分、私も同僚とのコミュニケーションの大切さと、業務の効率化を強く意識しながら働いています。

ワーママ&ワーパパをサポート! バンダイナムコエンターテインメントの出産・育児制度とは?

さて、産前=6週間(多児妊娠の場合は14週間)、産後=8週間の産前産後休暇と、育児休暇(子が2歳になるまで)という基本的な制度以外に、バンダイナムコエンターテインメントでは、働くママ&パパに向けたどのような制度があるのでしょうか? 人事担当の方に伺いました。

――育児休暇以外の制度について教えてください。

妊娠による体調不良で就業が著しく困難な場合に取得可能な「妊娠体調不良休暇」や、育児援助としての「時短勤務」、「育児フレックス」(子が小学校6年生修了まで)を運用しています。その他、希望者を対象とした在宅勤務も導入しています。

――木村さんのお話に出た出産時の支援金はどのようなものなのですか?

社員にお子さんが生まれた時、「出産子育て支援金」として第1子、第2子の出産時には20万円ずつ、第3子以降は200万円をお贈りしています。今後も、社内のみなさんからご意見をいただきながら、より働きやすい環境を整えていきたいと思っております。

<まとめ>
時短に育児フレックスなどの制度が整っているのはもちろんのこと、働くママ&パパが輝いていくためには、一緒に働く仲間たちの協力が不可欠。「子どもは会社の未来を支える存在」だという意識で誰もが子育てを応援してくれる職場だからこそ、ママもパパも仕事も子育ても一人で抱え込まずにすむのかもしれません。

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編集員大地からのコメント

私はまだ子どもがいる立場ではありませんが、今回皆さんのお話を伺い様々な工夫をしながら働かれていること、また一緒に働いている社員の方々の子育てに対する理解が非常にあり、助け合いながら業務をされている印象を受けました!

取材・文/ 須藤美紀
テレビと映画の情報誌、働く女性向けのフリーペーパーなどの編集を経て、フリーランスのライター/編集者として活動中。2児の母。

【撮影 吉川綾子】