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『エースコンバット7』と映画『トップガン』のコラボDLCが実現!“空を愛する人々“へ制作チームが送る熱い想い

2022年6月に27周年を迎えるフライトシューティングゲームの金字塔『エースコンバット』シリーズ。この度、『エースコンバット7』が映画『トップガン マーヴェリック』とコラボしたDLC(ダウンロードコンテンツ)をリリースします。夢のようなコラボの内容や魅力など、気になるポイントを制作チームにインタビューしました!

1995年の発売以来、『エースコンバット』シリーズはフライトシューティングゲームとして歴史を重ねてきました。2020年のシリーズ25周年に続き、2021年にはシリーズ楽曲をオーケストラコンサートでお届けする「ACE COMBAT™/S THE SYMPHONY 25TH ANNIVERSARY」を開催。多くのファンの皆さまにご好評いただきました。

そして、2022年6月にシリーズは27周年を迎えます。この度、『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン(以下、エースコンバット7)』は、航空アクション映画の金字塔『トップガン』の最新作『トップガン マーヴェリック』とのコラボDLCを2022年5月26日にリリースしました。

今回のDLCでは、プレイアブル機体として新しく6種が追加されます。『トップガン』ならではの機体として「F-14A Tomcat」と「F-14A Tomcat | Top Gun: Maverick」、『トップガン マーヴェリック』の主役機となる「F/A-18E Super Hornet」と「F/A-18E Super Hornet | Top Gun: Maverick」。さらに、ライバル機体の「5th Gen Fighter | Top Gun: Maverick」や、映画オリジナル機体の「DarkStar」が登場します。

加えて、機体を装飾するエンブレム10種・スキン38種・映画にちなんだ「Goose」や「Cougar」など通り名12種も同梱しています。また、マルチプレイミッション用BGM2種として、「Top Gun Anthem」と「Danger Zone」のアレンジVer.も制作されました。(もっと詳しく知りたい方は記事末尾のリンクから公式ホームページをご覧ください。)

本記事では、この夢のようなコラボをうけて制作チームにインタビューを敢行。DLCの内容や魅力について、たっぷり語っていただきました!

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河野一聡

バンダイナムコエンターテインメント

第2IP事業ディビジョン 第3プロダクション ゼネラルマネージャー
『エースコンバット』シリーズ ブランドディレクター

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下元学

バンダイナムコエンターテインメント

第2IP事業ディビジョン 第3プロダクション 2課マネージャー
『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン』プロデューサー

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菅野昌人

バンダイナムコスタジオ

第1スタジオ 第5プロダクション チーフアートディレクター
『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン』アートディレクター

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小林啓樹

作曲家
『エースコンバット7』メインコンポーザー

元バンダイナムコエンターテインメント所属で、『エースコンバット』シリーズには『エースコンバット04 シャッタードスカイ』から参加し、多くの楽曲を手がける。2014年からフリーの作曲・編曲家として活動。

27年間、ファンとともに歩んできた『エースコンバット』シリーズ

――まずは27周年を迎えるにあたって、率直な感想を聞かせてください。

下元:振り返ってみると、時間の流れがとても早いと感じています。ついこの前に20周年を迎えたと思っていました。2020年にはファンの皆さんと25周年のお祝いをさせていただいて、早くも27周年なのかと。小学校5年生で初めてこのシリーズに触れてハマり、社会人になって開発やプロデュースに携わらせてもらうことができ、こうして節目節目を迎えさせてもらったことを光栄だと思っています。

『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン』プロデューサー 下元さん

小林:下元さんと同様、僕も子どものころからシリーズを遊んでいたので、ひとりのファンとしても感慨深いです。クリエイターとしても思い入れが深い作品で、毎回ものすごくこだわり抜いて作ってきました。スケジュールを最後の最後までギチギチに詰めて、制作物を叩いて鍛えてやり直して、作り直してはボツを食らい(笑)、と本当に大変で。だからこそ、ほかの現場ではなかなか味わえない達成感がありました。

『エースコンバット7』メインコンポーザー 小林さん

――制作の裏話は過去の記事 でも語られていましたね。菅野さんと河野さんはいかがですか?

菅野:シリーズの変遷とともに時代の変化もあり、ファンの皆さんとのコミュニケーションも変わっていきました。シリーズ初期はアンケートハガキでファンの皆さんから感想やご要望をいただいて次回作へ役立てていました。今ではSNSで直接ご意見やご感想をいただき、製品のブラッシュアップに反映させていただいています。それゆえ、いっそうファンの皆さんとともに開発をしている思いが強くなってきました。

『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン』アートディレクター 菅野さん

河野:27周年はほぼ30周年じゃないですか。ブランドディレクターの立場から考えると、30周年を迎えるなら新作を出したいところですよね。『エースコンバット6』の発売から、『エースコンバット7』をリリースするまで12年間かかっているので、諸々逆算するとそろそろ時間がないなと思っています(笑)。

『エースコンバット』シリーズ ブランドディレクター 河野さん

下元:いきなり核心に迫りますね(笑)。

河野:とはいえ「ピンチはチャンス」と言いますから、チームが一丸となって全力を尽くしますし、30周年は大いに盛り上げます。この先3年間も欠かさず楽しいことができればと考えていますので、楽しみにしていてください。

映画『トップガン』の機体を操縦する体験を届けたい

――今回、『トップガン マーヴェリック』とコラボDLCをリリースするとのことですが、この豪華なコラボはどのような経緯で生まれたのでしょうか?

下元:きっかけは映画関係者からのご指名で、『トップガン マーヴェリック』の公開が告知されていない時期にお誘いがありました。

版権元さまであるパラマウント・ピクチャーズさまや東和ピクチャーズさまからも『トップガン』というブランドをとても大切にしているからこそ、一流のコンテンツとお付き合いしたい」というありがたいお誘いでした。

非常に光栄なことで、シリーズを27年間続けてきた結果として、とても誇らしく感じていますし、その思いに応えられるものが作れたと自負しています。

河野:今回のオファーは本当にうれしかったですね。僕はトム・クルーズ世代ど真ん中なんです。トム・クルーズは弁護士やバーテンダーなどさまざまな役を演じてきましたが、僕のなかで彼はやっぱりパイロットなんです。

これまでブランドディレクターとして『エースコンバット』の制作に携わってきましたが、頭の片隅で「いつかは『トップガン』とのコラボはやらせていただきたいな。やらなきゃ本物じゃないよな」と思っていました。過去作映画ファンの方はもちろん、新作から観る方にも喜んでもらえるコラボDLCになるように制作チームにもお願いしました。

下元:特に今回のコラボDLCでは映画に登場する機体をゲーム内で操縦でき、トム・クルーズ演じるマーヴェリックになりきってパイロットごっこを楽しめます。『トップガン』ファンの方々にも『エースコンバット』に触れていただける機会になればうれしいですね。

名曲中の名曲”に挑む、プレッシャーのなかで進めた楽曲のアレンジ

――映画『トップガン』といえば、誰もが一度は耳にしたことのある名曲ぞろいのサウンドトラックも魅力です。コラボDLCの目玉ともなる楽曲は小林さんのアレンジVer.だとお聞きしましたが、今回はどのようにアレンジを加えたのでしょうか?

小林:作品との思い出からお話をさせていただくと、実は映画館で初めて見た映画が『トップガン』なんです。

河野:そのエピソード、できすぎでしょ(笑)。

小林:いや、これが本当なんですよ(笑)。当時は中学1年生だったので、大画面で観る主人公のマーヴェリックとヒロインのチャーリーのラブシーンがドーンと…、もとい空中戦のシーンは強烈な体験でした。幼い時から「ジェット戦闘機がかっこいい!」と思ってはいたのですが、この映画を観に行って飛行機への思いが決定的になりました。

思い入れの深い映画だけに依頼をいただけて光栄でしたが、一方でプレッシャーはすごく大きかったです。僕にとってというよりも、むしろ世界中の人にとって「Top Gun Anthem」と「Danger Zone」は名曲中の名曲です。誰もが知っている、好かれている曲ですし、僕も大好きです。だからこそ、余計に「これはどう作ったもんかな~……」と悩みました。

小林:とにかくしっかりと作り込みました。まず映画内ではケニー・ロギンズの歌声が印象的な「Danger Zone」ですが、ゲーム中のBGMとして機能させるためにボーカル無しのアレンジにしています。個人的にはボーカルを使いたいと強く思うところもあるんですが、あくまでゲームのBGMですから。歌が入っているとゲーム内の世界に集中できなくなってしまいます。程良い主張感を保ちつつ、今回はボーカル無しでベストを目指しました。

ご存じかもしれませんが、名曲をアレンジする時には、3つのアプローチがあります。元の楽曲を完膚なきまでに破壊し再構成していく「マーセナリー」。楽曲のコードワークやメロディーを、生かす「ナイト」。求められる形へと合わせこんでいく「ソルジャー」。この3つですね…

……ねぇ、だれか突っ込んでくださいよ! せっかく覚えてきたんですから!(笑)

一同:続けて続けて(笑)。

小林:えーっと…「Danger Zone」はソルジャーの手法で作りました。楽曲をゲームに合わしてアレンジを加えたわけです。注目していただきたいポイントは、「Danger Zone」に『エースコンバット』のニュアンスを取り入れたことです。シリーズの歴史を振り返った時に、時代的にも一番『トップガン』の影響を受けているのが『エースコンバット2』です。そこで『エースコンバット2』の要素を加えました。わかる方には「あぁーあのムネアツな曲が入ってるじゃねぇか相棒!」と楽しんでもらえると思います。さらに『エースコンバット7』の音楽要素も組み込んで合体させているんですよ。

『トップガン』が好きな方だけでなく、2からずっと遊んでいただいている方や最新作から遊んでいただいている方など幅広い方々に響くアレンジにしていますので、楽しんでいただけたら幸いです。

『エースコンバット』の公式マスコット ナゲッツくん

――かたや、映画の代表曲ともいえる「Top Gun Anthem」はどのようなアレンジを加えているのでしょうか?

小林:これは原曲をリスペクトしたナイトの手法で取り組みました。プレイヤーの皆さんは「映画の世界観を味わいたい」と思ってコラボDLCを購入されます。そこで作品を象徴する曲を大きく崩してしまったら、やっぱりがっかりですよね。僕自身、ひとりのファンとして原曲の魅力を最大限生かしたかったのです。そのため、ズバリど真ん中を投げて、原曲リスペクトのアレンジにしています。

作りこまれたディテールが映画の世界観を生き生きと描き出す

――コラボDLCにはプレイアブル機体が6機登場すると聞いています。毎回進化するグラフィックでファンの皆さんを楽しませてきた『エースコンバット』ですが、アートディレクションではどのような点にこだわったのでしょうか?

菅野:注目していただきたいのは、単座(パイロットがひとりで操縦する航空機)のF/A-18E Super Hornetですね。これは今まで『エースコンバット 7』に実装されていませんでしたが、世界的に有名な米軍海軍機で、単座のスマートさが際立つ、今の時代を代表する機体です。

『エースコンバット7』では複座のF-18Fが実装されていましたので、今回の単座型F/A-18Eの実装は、シリーズファンの方々にとっては待ちに待った機体だと思います。

F/A-18E Super Hornet | Top Gun: Maverick

菅野:そのほかに、『トップガン マーヴェリック』のオリジナル機体、“DarkStar”にもご注目いただきたいです。これは現実に研究されている超音速ステルス機を映画的にアレンジした機体です。

DLC制作は映画本編が公開されていない時期に始まりましたので、版権元さまからご提供いただいた資料をもとに、「コクピットの内部や最高速度等の再現はもちろん、最新鋭の機体なので近未来的なパルスレーザー(光弾を発射するビームガン)を搭載しよう」など、開発チームとアイデアを膨らませながら作っていきました。

オリジナル機体であるDarkStar

――どちらの機体も搭乗が楽しみです。今回はディテールの作り込みにもこだわっていると聞いていますが、どのようなこだわりを詰め込んだのでしょうか?

菅野:機体のカラーリングやエンブレムの再現はもちろん、コクピット側面にあるパイロット名「CAPT PETE MITCHELL ”MAVERICK”」もきちんと記しました。現実では整備長の名前が書かれているようですが、映画の世界で作られたフィクションとして、コラボDLCでは映画と同様にパイロット名とコールサインを記しています。

さらに、F/A-18Eの腹側にあるドロップタンク(増加燃料タンク)はある操作をすると落下させることができます。今までゲーム本編とは絡まない機能はあまり入れてこなかったのですが、こうしたギミックは好きな方には絶対刺さると思い、今回の実装に至りました。

小林:じゃあ機体が戦術機動に入る前に増槽を落としたりもできるんですね。

菅野:そうなんです! 例えるなら、侍が抜刀して斬り結ぶ前に鞘を投げ捨てるような動作ですね。「これから戦闘に入るぞ」というパイロットの決意みたいなものを演じて楽しんでいただければと思います。こうしたディテールの作り込みから、機体の存在感がより強く感じられると思います。

――「神は細部に宿る」と言いますが、そういったひとつひとつのディテールが世界観を形作っているんですね。ちなみに、今回は『トップガン』のストーリーに関わる要素はあるのでしょうか。

菅野:今回はストーリーに関わる要素を潔く省き、機体の要素を追求しました。

小林:じゃあ、何故かあるロッカールームやシャワーシーンとかはない?

菅野:チャンスがあれば出したかったですね(笑)。

河野:そうしたら、ビーチバレーのシーンも欲しいね。

下元:あの場面も印象的でしたよね。

菅野:その代わりと言っては何ですが、初代『トップガン』に登場した機体F-14A TomcatもDLCに登場しますのでこちらもお楽しみください。マーヴェリック&グース、そしてアイスマン&スライダーといった伝説のパイロットたちが乗る機体が再現されています。抜かりないですよ(笑)

初代『トップガン』のF-14A Tomcatも登場

――みなさん本当に『トップガン』がお好きなんですね(笑)。

30周年に向けて『エースコンバット』が実現したいこと

――ここまでコラボDLCの制作の舞台裏を伺いましたが、ここからは今後の『エースコンバット』シリーズの展開について教えてください。

下元:『エースコンバット7』では、この先もファンの皆さんに喜んでもらえるようまた新しい無料アップデートも用意しています。近日中に詳細はお伝えできますので、ぜひ楽しみにしていただければと思います。

また、最近ではYouTubeの公式チャンネルでアイドルの空野青空さんに宣伝大使の就任にむけて頑張ってもらっています。『エースコンバット インフィニティ』から活躍していた『エースコンバット』の公式マスコット ナゲッツくんも近日、YouTubeおよびTwitterでの投稿をスタートしました。

ナゲッツ:どうも! 空を愛するすべてのパイロットに敬礼! ナゲッツです! 『エースコンバット』の公式では出てこないオフショットや情報など偵察して皆さんに公開したり、ぼくの思ったことをSNSで発信していきます! 今回『トップガン マーヴェリック』のコラボにより、スタッフの皆さんと一緒に映画側のイベントに参加できましたし、Twitterでもつぶやきました。いろいろ活躍できて、とてもうれしいです。

今後も『エースコンバット』のマスコットとして、ぼくの良さをさらにアピールして、『エースコンバット』のために持続的に活躍したいです。引き続き『エースコンバット』の公式Twitterのフォロー、および公式YouTubeのチャンネル登録、よろしくお願いいたします!

下元:さすがナゲッツくん、いろいろよく頑張りましたね。『エースコンバット』は長らく硬派なイメージが強いシリーズでしたが、新しい層のお客さまにも遊んでもらうためにも、これからもさまざまな取り組みを模索しています。

河野:新型コロナウイルス感染症の影響が強い状況下ではファンコミュニケーションはすごく大切なものになっています。25周年まではゲームがコンテンツのすべてだと思ってやっていました。25周年以降は、ゲーム以外のところで求められていることや、自分たちが何をやっていくべきかを一所懸命考えて挑戦している最中です。

YouTubeチャンネルやTwitterもそうですし、グッズ展開など外部ブランドとのコラボも増やしていきたい。『エースコンバット』というブランドの方針として、すべての施策は「ファンの皆さんに喜んでもらえること、『エースコンバット』に触れる時間と機会を増やす」を目指しています。最近では、若い制作チームの感性に任せていろいろ挑戦してもらっています。そこから新しいコミュニケーションやファンの皆さんとの喜びが生まれたらいいと思っているんです。

 

――チームとして、若い世代へと世代交代が行われているんですね。

河野:そうですね。僕もまだまだ関わり続けるつもりですが、これまでいくつも転換期がありました。ただ、ターニングポイントと呼ばれるタイミングは自分たちが「ここだ!」と決めて生まれてきたわけじゃないんですよ。どちらかというと、ファンの皆様の反応やスタッフの世代交代など、環境要因に左右されることが大きかったと思います。

その時々で僕らが必死で生み出した『エースコンバット』が、「今考えると、あれはターニングポイントだったな」と評価されているだけなんです。なので、これからは世代交代も意識して若い世代の活躍機会を作り、最終的に新世代がこれまでにない『エースコンバット』を作って、「これはすげえや。僕には到底作れない」と思えるものが出てきたら引退を考えます(笑)。

これからも「空を愛する人々」とともに

――最後に、これまで『エースコンバット』シリーズをプレイしていただいた方へのメッセージと、30周年に向けた意気込みをお願いします。

下元:先ほど河野さんから若い世代に技術や志を受け継ぐ話がありましたが、若手からベテランまで一丸となって、幅広い世代に愛される『エースコンバット』を目指して行きたいですね。

この27年間で『エースコンバット』は親子2世代に渡って楽しんでいただけるシリーズになりました。初代から遊ばれているお客さまも、7から遊ばれている方も、どちらも大切なお客さまです。皆さまの期待に応えられるコンテンツやイベントを展開していきますので、今後の展開にご期待ください!

菅野:振り返ってみると、34年前に公開された『トップガン』は「戦闘機ってカッコいい!」というイメージそのものを世界へ浸透させた作品だと思います。そして、その影響をダイレクトに受けて『エースコンバット』が生まれました。

表現媒体を問わず、戦闘機の魅力を表現する作品の系譜は今も続いています。『トップガン』の空戦シーンも日本のアニメの影響を受けて作られたと言われていますし、『トップガン』の影響を受けて『エースコンバット』をはじめ、さまざまな戦闘機ゲームが作られてきました。そしてもしかしたら、『トップガン マーヴェリック』自体もゲームの影響を受けているかもしれません。

だから僕は、戦闘機を扱うコンテンツはライバルではなく親戚みたいなものだと思っているんです。これから30周年に向けて、そうした戦闘機を愛する方々、そして空を飛ぶことに憧れる人たちに向けて、大きなコミュニティの場を形成できたらと思っています。

小林:世の中に空戦ゲームやフライトシミュレーターは数多ありますが、「空を切り裂くほどの超高速で飛んでみたい」「広大な空を思うがままに自由に飛んでみたい」という願望をイメージ通り実現できているのは『エースコンバット』だと思います。

また、この大空へのあこがれがいつ生まれたかとたどると、その源流には間違いなく『トップガン』があります。『トップガン』は僕たちに「空を飛ぶことは、かっこよくて、ロマンがあることなんだ!」と、強烈なインパクトともに教えてくれました。

今回のコラボDLCは、そんな「大空へのあこがれ」を自ら操縦できる形へと落とし込んだ、ひとつの到達点だと思います。映画の感動を自らの手で自在に操縦できる感動へ。そんな体験を味わうのには最高のコンテンツです。きっと楽しんでもらえると思いますので、リリースを楽しみにしていてくださいね。

河野:『トップガン』はいろいろと思い入れのある作品です。僕も10代のころに映画館で観ていますし、初めて自宅のホームシアターで5.1chサラウンドを試した作品も『トップガン』でした。映画館で観ていた時はまさかこんなことになるとは思っていませんでしたし、正直に言ってしまうと「『トップガン』とコラボしてしまう『エースコンバット』ってすごくないですか?」と誇らしい気持ちですね(笑)。

コラボDLCは僕と同じトム・クルーズ世代の方々に喜んでもらえるでしょうし、『トップガン マーヴェリック』の感動を再現できたと思います。シリーズはもうすぐ30周年ですが、ファンの皆さんのためにもこれからもすごいことをいっぱい『エースコンバット』で起こしていきたい。今後とも皆さまからの熱い応援をよろしくお願いします。

TM & © 2022 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
ACE COMBAT™ 7:SKIES UNKNOW &© Bandai Namco Entertainment Inc.

【編集後記】
2022年6月に27周年を迎えた『エースコンバット』シリーズ。本記事では、映画『トップガン マーヴェリック』のコラボDLCリリースが実現した背景について語っていただきました。今回は制作チームに加え、エースコンバットシリーズ作曲家である小林啓樹さまも対談に参加いただき、『トップガン』の影響力や両作品の世界観をどのように融合させていったかを存分に語っていただきました。ファンの期待を超えたいという制作チームの思いが『エースコンバット』シリーズを形づくっているのだと感じました。公開された映画や今後のコラボDLCにも期待が膨らみますね!

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コラボDLCの詳細概要はこちら

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鈴木雅矩
1986年生まれのライター。著書に『京都の小商い〜就職しない生き方ガイド〜(三栄書房)』。コンシューマーゲームとお酒と銭湯が大好きです。